SPEC理論

 

SPEC  とは、スポーツ動作特性( Sports performance characteristic )の略であり、「人それぞれ体の機能が高まるための動きの特性がある」という理論です。 

「動き」とは、物理学で「時間の変化に伴って 空間的位置を変えること」と定義されています。「人間が動く」ということも同じように環境との関りの中で活動を行っています。 身体だけが好き勝手に動いているわけではありません。このように環境と関わりを持ちな がら私たち人間は、直立二足歩行という 2 本の脚で立って 動き回る機能を使って 平地や山 道のような不整地、また人の間を縫って 進むなどの複雑な移動もスムーズに安定して 行なうことができます。

なぜそのようなことができるのかというと、動くことで環境に働きかけ、その情報が脳にフィードバックされ、また新しい運動指令が作られるといった相互作用を繰り返すことによって、変化する環境に対応しているからです。これを適応的運動能力といいます。私たちは、この能力を使いながら「身体をどのように動かして目的を達成するか」という課題を常に解決しながら行動しています。

しかし、実際の日常やスポーツの場面においては、ただ走ったり投げたりできればいいのではなく、体への負担が少なく、快適で効率の良い、より高度な適応が求められます。そのため「どのように」という部分がより細かく厳密になっていきます。 その動かし方の違いが SPEC であり、現在、16 通りの身体の使い方に分類しています。